「自殺」というネガティブな行動の極みなのですが、
それをあえてブラックユーモアとして昇華させたのが
Andy Riley作の絵本「The Book of Bunny Suicides」シリーズです。
いろんなまわりくどい方法で自殺を試みるウサギたちが描かれていて、
イギリスのブラックユーモアの感性が理解できない人にとっては不謹慎な本、
理解できる人にとっては高評価な大人の絵本。
でもこの作品のウサギたちは必死なんです。
自殺というワードを忘れさせるぐらい積極的なんです。
それを力の抜けたイラストで表現されていて、
思わずクスッとなる作品です。
セリフなしの全編イラストで、
ユーモアに言葉は菅家ないですね。
ブラックなユーモアを楽しみたい方は
GENTEでぜひ手に取ってください。